青畳
あおだたみ
名詞
標準
new mat
文例 · 用例
まだ敷いてから間もないと思はれる銀べりの青畳がその光に反射して、しき通るやうな、スガ/\しい色合を見せて居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
天井を黒褐色の杉皮で張るのも、青畳との対比関係に関心を置いている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
八百八|島と言ふ島の間を、自由に青畳の上のやうに漕ぐんだと言ふから、島一つ一つ趣のかはるのも、どんなにいゝか知れやしない。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
」 上段の十畳、一点の汚もない、月夜のような青畳、紫縮緬ふッくりとある蒲団に、あたかもその雲に乗ったるがごとく、菫の中から抜けたような、装を凝した貴夫人一人。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
廓に馴れた吾妻下駄、かろころ左褄を取ったのを、そのままぞろりと青畳に敷いて、起居に蹴出しの水色|縮緬。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
衝と立つ時、遠浅の青畳、真中とも思うのに、錦の帯の結目が颯と落ちて、夢のような秋草に、濡れた銀の、蒼い露が、雫のように散ったんです。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
さあ、内海の青畳、座敷へ入ったも同じじゃ、と心が緩むと、嘉吉|奴が、酒代を渡してくれ、勝負が済むまで内金を受取ろう、と櫓を離した手に銭を握ると、懐へでも入れることか、片手に、あか柄杓を持ったなりで、チョボ一の中へ飛込みましたが。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
朝の中、朝日館と云うのへ入って、いずれ泊る、……先へ鳥羽へ行って、ゆっくりしようと、直ぐに車で、上の山から、日の出の下、二見の浦の上を通って、日和山を桟敷に、山の上に、海を青畳にして二人で半日。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
作例 · 標準
市場分析によると需要が増加している。
企業の成長戦略は多方面に及ぶ。
経済指標は好調な傾向を示している。
取引先との関係構築が重要である。