差違え
さしちがえ
名詞
標準
overruling referee's decision of bout outcome
文例 · 用例
」 と、三太夫はお丹へのつらあてに、眼鏡を懸けて刀を選出し、座を構え、諸肌脱ぎ、皺腹に唾をなすり、白刃を逆手に大音声、「腹を切る、止めまいぞ、邪魔する奴は冥土の道連、差違えるぞ、さよう心得ろ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
用なしの身体ゆえ、客人が其処へ寄って、路傍に立って、両方ともやたらに飛車角の取替えこ、ころりころり差違えるごとに、ほい、ほい、と言う勇ましい懸声で。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
喜右衛門の事は前にも書いてあるが、喜右衛門は、単身信長に近づいて差違えるつもりであった。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
囲炉裏に向って、胡座の膝に両手をさしちがえて俯向き加減になって、つまった鼻をプン/\言わせて居た。
— 加能作次郎 『恭三の父』 青空文庫
もし、父母の存生中にこの事件が起ったならば、父は必ず、われを刺し殺し、父母はさしちがえて死んでしまったに相違ない。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
広い本堂を埋めて、数百名が頭を並べ足をさしちがえずらりと横わったさまは、魚河岸の鮪といっても当らない。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
まあ早くいえばさしちがえだね。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
「え、さしちがえだって?
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
作例 · 標準
相撲の行司は、軍配を差し違えしてしまい、観客からため息が漏れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
審判の差し違えにより、試合の結果が覆った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その勝負は、差し違えがあってはならない重要な一戦だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash