青瓦
せいが
名詞
標準
文例 · 用例
けれども今はもう赤瓦の家や青瓦の家の立ち並んだ所謂「文化村」に変っていた。
— 芥川龍之介 『玄鶴山房』 青空文庫
そうそう私はツイ近頃不図した機会に、こちらの世界から一|度鎌倉を覗いて見ましたが、赤瓦や青瓦で葺いた小さな家屋のぎっしり建て込んだ、あのけばけばしさには、つくづく呆れて了いました。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
見ると左右|二列の渡廊を抱えて、青瓦も草に埋み、あたりは落葉に寂たるままな社殿があった――宋江は夢中で階を這いあがった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
――宋江も一頭の馬を与えられ、その馬の背から、ひそかに玄女|廟の青瓦を山腹の森に見おろしながら、「いつかはきっと、今日のお礼|詣りにうかがうでしょう。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫