泥団
でいだん
名詞
標準
文例 · 用例
自在に泥団を放下して、破笠裏に無限の青嵐を盛る。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
雨が降るから来まいと思って居たのに大変強い児だとか、左様云う心を持って居るとどうだとか種々云いながら、私の気の毒そうに出した泥団子の様なリンゴを見ると、いきなりそれを握って、「有難う、 ほんとにありがとうよ。
— 宮本百合子 『追憶』 青空文庫
然れども諸公の為す所を見れば、殆ど地球の泥団たるを信ぜず、二等辺三角形の頂角の二等分線は底辺を二等分するをも信ぜざるに似たり。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
しかし遠い宇宙の極、銀河のほとりに起っていることも、実はこの泥団の上に起っていることと変りはない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
しかし遠い宇宙の極、銀河のほとりに起つてゐることも、実はこの泥団の上に起つてゐることと変りはない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫