三世相
さんぜそう
名詞
標準
the Book of Divination
文例 · 用例
三世相じゃあねえ、よく地獄の絵にある奴だ。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
――この、お町の形象学は、どうも三世相の鼇頭にありそうで、承服しにくい。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
書肆文求堂をもうちっと富坂寄の大道へ出した露店の、いかがわしい道具に交ぜて、ばらばら古本がある中の、表紙の除れた、けばの立った、端摺の甚い、三世相を開けて、燻ぼったカンテラの燈で見ている男は、これは、早瀬主税である。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
主税とても、ただ通りがかりに、露店の古本の中にあった三世相が目を遮ったから、見たばかりだ、と言えばそれまでである。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
好男子世に処して、屈託そうな面色で、露店の三世相を繰るとなると、柳の下に掌を見せる、八卦の亡者と大差はない、迷いはむしろそれ以上である。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
主税は、お妙の背後姿を見送って、風が染みるような懐手で、俯向き勝ちに薬師堂の方へ歩行いて来て、ここに露店の中に、三世相がひっくりかえって、これ見よ、と言わないばかりなのに目が留まって、漫に手に取って、相性の処を開けたのであった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
勿論、いかに迷えば、と云って、三世相を気にするような男ではないけれども、自分はとにかく、先生は言うに及ばずながら、奥方はどうかすると、一白九紫を口にされる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
主税は思わず三世相を落して、「高価い!
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
古文書の中には、三世相に関する記述が残されていた。
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彼は三世相を読み解き、未来を予言したと言われている。
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昔の人は、三世相を頼りに人生の岐路で決断を下した。
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