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被さる

かぶさる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to hang over
文例 · 用例
」九「およそ人間が滅びるのは、地球の薄皮が破れて空から火が降るのでもなければ、大海が押被さるのでもない、飛騨国の樹林が蛭になるのが最初で、しまいには皆血と泥の中に筋の黒い虫が泳ぐ、それが代がわりの世界であろうと、ぼんやり。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
霜風は蝋燭をはたはたと揺る、遠洋と書いたその目標から、濛々と洋の気が虚空に被さる
泉鏡花 露肆 青空文庫
富士の影が渚を打って、ひたひたと薄く被さる、藍色の西洋館の棟高く、二、三羽|鳩が羽をのして、ゆるく手巾を掉り動かす状であった。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
だって、目金を拭こうとして、蝙蝠傘を頤で押えて、うつむいたと思うと、ほら、ほら、帽子が傾いて、重量で沈み出して、見てるうちにすっぽり、赤い鼻の上へ被さるんだもの。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
お手の指が白々と、こう輻の上で、糸車に、はい、綿屑がかかったげに、月の光で動いたらばの、ぐるぐるぐると輪が廻って、爺どのの背へ、荷車が、乗被さるではござりませぬか。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
が、うす白髮の髭の生えた口元を喜びに笑み崩しながら、被さるやうに迫つて來たその姿を見ると、私は何となくどぎまぎし出した。
南部修太郎 霧の夜に 青空文庫
そこで考へて、机の上に斯う掛つて居る、机掛ね、之を膝の上へ被さるやうに、手前を長く、向うを一杯にして置くので、二階に閉籠つて人の跫音がするとヒヨイと其の下へ隠すといふ、うまいものでせう。
泉鏡花 いろ扱ひ 青空文庫
しゃぼんの泡は、糸七が吉原返りに緒をしめた雪の烏帽子ほどに被さる
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
作例 · 標準
薄いベールが、祭壇に静かに被さっていた。
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夕暮れの光が、森の木々に柔らかく被さっていった。
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色とりどりの落ち葉が、地面を絨毯のように被さっていた。
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2
標準
to fall on one's shoulders
作例 · 標準
突然、チームリーダーの重責が彼に被さった
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今回のプロジェクトの失敗の責任が、予期せず私に被さってきた。
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「え、私がやるの?」 突然の指示に、戸惑いが彼女に被さった
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被さる(かぶさる) — 幻辞.com