寄り身
よりみ
名詞
標準
pushing an opponent out with one's body
文例 · 用例
寄り身になって横へ払った。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
この掬ひ投げを打つた時、双葉の右足が前に出てゐるのは必定で、安芸がこれを懸命に防がんとして左足が外掛けにからんだ瞬間に、双葉の両廻しをぐいつと満身の力で引きつけて浴せかけたものだから安芸の寄り身が物を云つたのだらう』云々。
— 斎藤茂吉 『双葉山』 青空文庫
昔は引分け専門の力士もいたし、足ぐせの名人、吊り専門、寄り身の名人といろいろあったが、うっちゃりの名人というのは聞かない名人だ。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
とたんに紋也は押し返したが、一刀流での寄り身捨て身だ、交叉した太刀の交叉をといて、ハッと柔かに上へ上げて、兵馬がそれへのっかかって、袈裟掛けに切り込んで来たところを、左のほうへ体形を捨てた。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
敵の寄り身に驚かず、悠然立っていることは、それにも勝して至難である。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
吐く呼吸あらく「寄り身の手」膝を掻こうと飛び込んだ。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
ふて腐ったようなのが三十人ばかり、「なんだなんだ」といいながら、寄り身になって久太夫のほうへ詰め寄ってきた。
— 久生十蘭 『ボニン島物語』 青空文庫
手を振ろうとすると下手をこじる、ぐいぐいと寄り身になって緊めあげる。
— 山本周五郎 『風流太平記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は相手に隙を与えず、強力な寄り身で土俵際まで追い詰めた。
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寄り身を効かせ、そのまま土俵を割らせた。
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相撲の稽古では、寄り身の体勢を繰り返し練習する。
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