大筒
おおづつ
名詞
標準
cannon
文例 · 用例
興世王の言を聞くと、もとより焔硝は沢山に籠つて居た大筒だから、口火がついては容赦は無い。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
間近になると拍子を揃え太鼓を鳴らし大筒を打立黒烟を立てて押寄す」 とある。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
隆景の士、佐世勘兵衛正勝はその儀然るべからずと諫めたから、四郎兵衛は左に、五郎兵衛は右に備を立てて対陣し、大筒小筒を打合ったが、四郎兵衛の手の内|三吉太郎左衛門元高の旗持が弾に中って倒れた。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
かゝれ、かゝれ、寄衆もつこてかゝれ、寄衆鉄砲の玉のあらん限りは、とんとと鳴るは、寄衆の大筒、ならすとみしらしよ、こちの小筒で、有りがたの利生や、伴天連様の御影で、寄衆の頭を、すんと切利支丹。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
当時城内の武備の有様を見るに石火矢八十挺、二三十目玉から五十目玉までの大筒百挺、十匁玉より二十目玉までの矢風筒三百挺、六匁玉筒千挺、弓百張、長柄五百本、槍三百本、具足二百領、其他とあるから、相当なものである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
なんどき外国と戦争を始めるかも知れないというので、江戸近在の目黒、淀橋、板橋、そのほか数カ所に火薬製造所をこしらえて、盛んに大筒小筒の鉄砲玉を製造したんです。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
海をゆく者は横濱の沖へ乘り出して、そこにかゝつてゐる黒船に大筒小筒を撃ちかける。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
当主格之助は同組同心故人|藤重孫三郎の門人で、中島流の大筒を打つ。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
大筒(おおづつ、熕)は、日本の戦国時代後期から江戸時代にかけての大砲の呼称である。
出典: 大筒 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0