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欽仰

きんぎょう異読 きんこう・きんごう
名詞動詞-サ変
1
標準
reverence
文例 · 用例
が、とにかくその日の四五時間を觸れ過した修道院のすべては、たとへばそこに住む修道士達の生活も、單なる建物の感じそのものも、その建物をとり卷く自然の情景も、いや、眼に觸れ、耳に響き、心に傳はつた些細な見聞のあらゆるものまでが、私にとつては深い感激であり、驚異であり、讚美であり、欽仰であつた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
大任に膺ること、三十一年、憂危心に積み、日に勤めて怠らず、専ら民に益あらんことを志しき、と云えるは、真に是れ帝王の言にして、堂々正大の気象、靄々仁恕の情景、百歳の下、人をして欽仰せしむるに足るものあり。
幸田露伴 運命 青空文庫
その間を夕方歩むと、真に欽仰畏敬の念を生じた。
犬に関する伝説 十二支考 青空文庫
我が通仕込の御作者様方を尊崇し其|利益のいやちこなるを欽仰し、其|職分をもて重く且つ大なりとなすは能く俗物を教え能く俗物に渇仰せらるゝが故なり、(渠等が通の原則を守りて俗物を斥罵するにも関らず。
三文字屋金平 為文学者経 青空文庫
トルストイ伯の人格は訳者の欽仰措かざる者なりと雖も、その人生観に就ては、根本に於て既に訳者と見を異にす。
上田敏 海潮音 青空文庫
トルストイ伯の人格は譯者の欽仰措かざる者なりと雖、其人生觀に就ては、根本に於て既に譯者と見を異にす。
上田敏 海潮音 青空文庫
本当の芸術愛好家なら、仏教の信仰をそのものとして奉持しなくても、美から来る霊的欽仰を仏像とその作者とに対して抱かずにはおられない。
宮本百合子 宝に食われる 青空文庫
船中の者も、この勇者を欽仰することは一方ではありません。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫