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離騒

りそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
昔の漢医方時代には詩や離騒の動植を研究した書が多く出でた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
しかし詩を読み、離騒を読み、万葉集を読むものは、その詠ずる所の何の草、何の木、何の禽、何の獣であつたかを思はずにはゐられない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
わたくしは右の詩、離騒、万葉等の物名を考究するに先つて、広く動植金石の和漢名を網羅した辞書を編纂することの必要を思ふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
ただし最古く香の知識の発達したはまずアジア大陸諸国で、支那の『神農本草』既に香剤を収めた事多く、『詩経』『離騒』に芳草しばしば見え、返魂招仙に名香を焼く記事を絶えず。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
放翁是に於て本草を考へ、以て其の性質を見、離騒を探り、以て其の族類を得、之を詩爾雅及び毛氏郭氏の伝に本づけ、以て其の比興を観、其の訓詁を窮め、又下つては博く漢魏晋唐以来を取り、一篇一詠も遺す者なく、古今体制の変革を反覆研究す。
河上肇 小国寡民 青空文庫
支那の酔人は「離騒」を読んで興ずると云ふが、「離騒」にあらずとも詩篇は概ね酔後の好侶伴である。
市島春城 読書八境 青空文庫
支那の文学は『離騒』を始めとして韓柳の文|李杜の詩に至るまで皆副業の産物なり。
永井荷風 小説作法 青空文庫