浜の真砂
はまのまさご
表現名詞
標準
grains of sand on the beach (i.e. something countless)
文例 · 用例
多少の個性は勿論一人一人に多少ずつはあっても、それが浜の真砂の一つ一つの個性のような個性では専門家以外には興味は稀薄である。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
浜の真砂の中から桜貝を拾う子供のような好奇心の追究を一時中止して、やや冷静に立ち帰って考えてみると、これはむしろなんでもない事のようである、統計数学上の込み入った理論を持ち出すほどでなくとも、簡単なプロバビリティの考えから、少なくも原理の上からは、説明のつく事である、というふうに考えられて来た。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
浜の真砂が磨滅して泥になり、野の雑草の種族が絶えるまでは、災難の種も尽きないというのが自然界人間界の事実であるらしい。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
其処には浜の真砂のように数多くの黒人がいた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
頭山満翁の逸話といったら恐らく、浜の真砂の数限りもあるまい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
それ程でなくとも、謡曲が始まるとすぐにお尻をモジモジさせて、やがて妙な用事を思い出して御免を蒙る程度の人に到っては、浜の真砂の類限りなく、殆ど十中九人はそうだと云っても差し支えはあるまいと思う。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
石川や浜の真砂と同じ事である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
浜の真砂のように数限りない人慾は、皆それぞれ趣きを異にしており、その高きと卑しきに拘らず、どれも初めの中こそ人の心に従順であるが、やがてそれが人間に対して怖ろしい暴君となるのである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
「浜の真砂は尽きるとも」という言葉があるように、その数は計り知れない。
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浜の真砂を素足で踏みしめる感触が、夏休みを思い出させた。
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「この浜の真砂、キラキラしてて綺麗だね。宝物みたい。」
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