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尻目

しりめ
名詞頻度ランク #31010 · 青空 316
1
標準
looking at from the corner of one's eye
文例 · 用例
大吉が、T「拙者、強い方を 叩き斬る」 面喰って居る旗本を尻目に大吉尚も、T「貴殿が御強よう 厶ったら、今頃 貴殿の其の首は まさか胴には……」 「着いちゃいまいテ」と大笑する。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
」 困憊した女記者を尻目にかけて、彼女は一枚の名刺を手渡すと、既に通りかかった車にのると、疲労したからだをクッションに埋めて都会の大桟橋を右に折れた。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
自分をちょっと尻目にかけ、「御馳走様」とお光が運ぶ鮨の大皿を見ながら、ひょろついて尻餅をついて、長火鉢の横にぶっ坐った。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
発掘されたポムペイ市街の、蠅も鳴かない夏の午、鋪石や柱に頭を打ちつけ、ベスビオの噴煙を尻目にかけて、死んで沙漠に埋められようとも、随分馬鹿にはならないことなのを、それでもまあ、日本は東京に、慎しく生きてゐるのだ。
中原中也 散歩生活 青空文庫
そうしてイキナリ眼の前の桜の蒔絵の鼓に手をかけると、ハッと驚いて唇をふるわしている未亡人を尻目にかけた。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
と、腰掛にぢつと坐り込んでゐた女は靜に空氣草履をはいて、寢倒れた乘客達や、卑しげな眼を向けてゐる政黨屋達の姿を尻目にかけるやうにして、呼び入れた赤帽に旅行鞄を、そして、右手にオペラパツク、左手にパラソルをと、はいつて來た時の樣子さながらにそそくさと車室を出て行つた。
南部修太郎 女盗 青空文庫
――略して申すのですが、其處へ案内もなく、づか/\と入つて來て、立状に一寸私を尻目にかけて、爐の左の座についた一|人があります――山伏か、隱者か、と思ふ風采で、ものの鷹揚な、惡く言へば傲慢な、下手が畫に描いた、奧州めぐりの水戸の黄門と言つた、鼻の隆い、髯の白い、早や七十ばかりの老人でした。
泉鏡花 雪靈記事 青空文庫
――略して申すのですが、そこへ案内もなく、ずかずかと入って来て、立状にちょっと私を尻目にかけて、炉の左の座についた一|人があります――山伏か、隠者か、と思う風采で、ものの鷹揚な、悪く言えば傲慢な、下手が画に描いた、奥州めぐりの水戸の黄門といった、鼻の隆い、髯の白い、早や七十ばかりの老人でした。
泉鏡花 雪霊記事 青空文庫
作例 · 標準
彼女は新しい同僚の様子を、時折尻目で伺っていた。
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会議中、彼は発言者の顔を見ずに、皆の反応を尻目で観察していた。
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子供は先生に怒られないかと、親の顔を尻目で気にした。
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2
標準
disregarding
作例 · 標準
彼は周囲の反対を尻目にして、自分の計画を強行した。
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競合他社の動向を尻目に、我が社は独自の路線を突き進んでいる。
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皆が止めるのを尻目に、彼女は危険な冒険に一人で出発した。
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3
標準
faceless ghost with an eye in its rump
作例 · 標準
昔話に出てくる尻目という妖怪は、その不気味な姿で子供たちを怖がらせた。
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尻目を見た!」と叫ぶ声に、村人たちは一斉に山へ逃げ込んだ。
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夜中に森を歩いていると、尻目の姿を見たような気がして足がすくんだ。
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