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名詞
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標準
文例 · 用例
母なる人は無言にたって、芳輔の手をえて父の近くへ引き寄せた。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
そろ/\寒くなってきたので、野雀などをる頃になった。
伊藤左千夫 井戸 青空文庫
それぢやア丹波の国から生つた荒熊でございの方か。
樋口一葉 闇桜 青空文庫
私は女等を追ひ越しながら、こんな絶好の場合に際して機会をへなかつたことの愚を心に悔いた。
萩原朔太郎 夏帽子 青空文庫
自由詩の表現は、實にこの詩想の抑揚の高調されたる肉感性を捉する。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
かのあらゆる一切の形相を假象として排斥し、ひたすら時間上の實在性を捉しようとした象徴主義、藝術上に於ける音樂至上主義を主張した象徴主義の如きも、實にこの時流的自由主義の精神を極端に高調したものに外ならぬ。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
おれらは逃走するどうせやけくその監獄やぶりだ規則はおれらを縛するだらうおれらは正直な無頼漢で神樣だつて信じはしない、何だつて信ずるものか良心だつてその通りおれらは絶望の逃走人だ。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
彼らは銃剣で敵を突き刺し、その辮髪をつかんで樹に巻きつけ、高梁畠の薄暮の空に、虜になった支那人の幻想を野曝しにした。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫