優秀作
ゆうしゅうさく
名詞
標準
文例 · 用例
上村松園氏の初期の作品には、この社会的主題を明確に把へた作品が多く、その何れもが優秀作なのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
上村松園氏の作品は、現代作品から過去に逆行すればするほど、その作品の主題は明瞭であるし、優秀作が多い。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
そして、日本文学史の上に私は実に面白く思うが、山本有三にしろ大仏にしろ、昭和五年から七年までの間に彼等の最優秀作の一つを出していることです。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
事業事業でやって来た男と、植物学をやっていたい息子、一種の変りもので切手を集めてその鑑定でくっている老人、その孫のタイピスト、いきさつは、人生の楽しさは金にはないということを云っているのですが、日本に来ると、これが優秀作かと思われる。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
最近日本映画の優秀作品として「若い人」「路傍の石」「冬の宿」「鶯」その他長篇小説のいくつかが映画化され日本としての高い水準を示したものとされた。
— ――観客の問題―― 『観る人・観せられる人』 青空文庫
さう聞けば少年も、時たま雨天体操場の板壁にずらりと掛け並べられる絵の成績品の優秀作のなかに、一きは際だつた水彩画を幾枚か見た記憶はあるし、その下に、これはあとで描き足した想像であるかも知れないが、六女竹組、瀬川安子と記してあつたやうな気もするのである。
— 神西清 『少年』 青空文庫
それが事一度古九谷となると、その優秀作に出会わしては借金してもという気持が振い起こり、毎度その事で買物の前に悩まされる。
— 北大路魯山人 『古九谷観』 青空文庫
一体私の製作上の狙ひといふものは、すべてこれを和漢の古陶磁器の優秀作品の上に置いて居た。
— 北大路魯山人 『魯山人作陶百影 序』 青空文庫