水村
すいそん
名詞
標準
文例 · 用例
水村の春一水車のまはる樋口に※障子あくる子のあり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
亀蔵は二十二日に高野領清水村の又兵衛と云うものの家に泊って、翌二十三日も雨が降ったので滞留した。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
寛政十年に上総国武射郡北清水村に生れた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
日本で最も名高いのは例の「物をいふまい物ゆた故に、父は長柄の人柱」で、姑らく和漢三才圖會に従ふと、初めて此橋を架けた時水神の爲に人柱を入れねば成らぬと關を垂水村に構へて人を捕へんとす。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
千里鶯啼いて緑紅に映ず、水村山郭酒旗の風――郊外の散策に相応い、斯う云ったような季節になったのである。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
為山氏は一草一木を画きて画となす事も少からねど不折君は寸大の紙にもなほ山水村落の大景を描く癖あり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
例へば水村山郭酒旗風といふ杜牧の成句を取りてこれに秋季の景物を添へ沙魚釣や水村山郭酒旗風 嵐雪 といふが如きこれにても俳句なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
この人柱になるべき者をとらえるために、関所を設けて、長柄の役人が詰めているところへ、たまたま通りかかったのが垂水村の岩氏という人。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫