養気
ようき
名詞
標準
文例 · 用例
「畜生とは思えぬくらいじゃな」 すっかり名人も感に入って、久しぶりの目保養気保養にうっとりなりながら、あごをなでていると――、「どきねえ!
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
三養は蘇軾の「安分以養福、寛胃以養気、省費以養財」から出てゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
(大正2・10「やまと新聞」)秋の修善寺(一)(明治四十一年)九月の末におくればせの暑中休暇を得て、伊豆の修善寺温泉に浴し、養気館の新井方にとどまる。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
伊香保の湯治場でノビノビと保養し、さて京都へ帰ろうとしたが、保養気分がなお退かず、それに京都へ帰ろうものなら、政事の中心にいる卿だったので、すぐに渦中にまき込まれ、寧日なく多忙になるだろう、遊びついでにもう少し遊ぼう、――というので大坂へ来てしまった。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫