玉襷
たまだすき
名詞
標準
文例 · 用例
と、にょっと出た、お源を見ると、取次に出ないも道理、勝手働きの玉襷、長刀小脇に掻込んだりな。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
足かけ四年で師の春満は死んだが、平田|篤胤は玉襷の中で、荷田の門の人も多かりしと聞ゆる中に、一人ぬけ出て、その正意をば得られてぞ有りける。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
玉襷に白足袋、向う鉢巻。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
美しき人や蚕飼の玉襷明治三十四年帷子に花の乳房やお乳の人明治三十四年山寺の宝物見るや花の雨明治三十五年肌脱いで髪すく庭や木瓜の花明治三十五年打水に暫く藤の雫かな明治三十五年?
— 高浜虚子 『五百句』 青空文庫
平田はまた本居とも違い癖なる所も多けれども『出定笑語』『玉襷』等は好書なり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫