累層
るいそう
名詞
標準
文例 · 用例
さうして、その河口の古層デルタの水平層へ二輪廻形の累層を新鮮な上着のやうに爽々しく着始めた。
— 横光利一 『静かなる羅列』 青空文庫
草|茫々たる空き地の中ほどには、骨ばかりになった古屋敷と累層した古瓦があり、それをめぐらす土塀のあとらしいものも見かけられます。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
毎週毎週、一稿ずつを週刊朝日の編集部へ送っては積んでゆく累層なので、そのたび良心はつくしているつもりでも、こう単行本となる前のゲラ刷を再校訂しながら、自分を離れて自分の仕事を客観してみると、やはり悔いがのこらないわけにはゆかない。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫