曲言
きょくげん
名詞
標準
文例 · 用例
今しがた彼奴共が、当松平家の御門閉っておらば素通り差支えないと無礼申しおったが、何を以って左様な曲言申さるるぞや」「それはその……」「それはそのが何でござる。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
第二十四曲言歩を、歩言をおそくせず、我等は語りつゝあたかも順風に追はるゝ船のごとく疾く行けり 一―三再び死にし者に似たる魂等はわが生くるを知り、我を見て驚愕を目の坎より吐けり 四―六我續いてかたりていふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
わたし戸田からみんな聞いております」「それは戸田の曲言だ、それだけで相良が殺したという理由にはならない」「――では、ではお兄さまには」 節子は声が詰り、躯がふるえた。
— 山本周五郎 『おばな沢』 青空文庫