鶏毛
けいもう
名詞
標準
文例 · 用例
やがて宿主の娘は刑せられ、この霊験の故に鶏を神使と崇め、サンドミンゴの家々今に鶏毛もて飾らるという事じゃ(グベルナチスの『動物譚原』二巻二八三頁。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
一の宮に特殊な神事という鶏毛打の古楽にはどのくらいの氏子が出て、どんな衣裳をつけて、どんな鉦と太鼓を打ち鳴らすかの類だ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
先頃、民俗芸術会の同人諸氏と見学した、赤塚村大字徳丸本の獅子舞に用いた頭なども、土地の人々は「重箱獅子」と云うているが、鶏毛で飾り角の生え工合から見ると、これも竜体の一種であることは、容易に看取される。
— 中山太郎 『獅子舞雑考』 青空文庫
火事が近いと聞いて、泣きだしそうになった角兵衛獅子のお三輪と乙吉は、やさしい言葉をかけてくれた、万吉の側を離れたくないように、「おじさん――」 と、寄りついて、頭の鶏毛を寒そうにそよがせ、歯をガタガタと鳴らしている。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫