面通し
めんとおし異読 めんどおし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
(police) lineup
文例 · 用例
のみならず、真山あさひという女は、二十七年九月八日に、淡路島で死んでいるんだぜ」「それが北川千代です……働いていた事実がないとおっしゃいましたけど、顔を見れば、いやでもわかるはずです」「お前は三十回以上も職を変えたそうだが、お前をひっぱって、一軒ずつ面通しをして歩けるか。
— 久生十蘭 『虹の橋』 青空文庫
この土地は初の旅人、しかも、関東生粋のしたたか者――そういう面通しを、凄味たっぷりで利かせて、玉井金五郎脅迫を買って出た。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
もう一回見たら、面通しは難しくありません」 女王は満足されたばかりでなく、スパイが女だと聞いてもちっとも驚かれなかった。
— The Weight of the Crown 『王冠の重み』 青空文庫
しかるに今はペテン師のように扱われ、いわば面通しされる。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
それに、なお、犯人の面通し(容貌の鑑定)のためには、さきに生辰綱輸送の行に加わり、その後、証人として奉行所に居残っていた強力の兵三名を現地へ同伴して行くなどの用意もあった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
大勢の捕手組その他は、面通しの者を帯同して、後からこい」 何濤は、部下にこう言い残して、その夜半にはもう単身で、馬を県外に飛ばしていた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「嘘をいうなよ」「知っておる顔を、知らぬなどと申して、後に分ると、おまえたちも同罪だぞ」 彼女らの前を、数珠つなぎにした多治見の家来や土岐の召使が、面通しのために、何度も曳かれた。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫
しかしまもなくここへ来た三、四人の放免たちによる“面通し”で彼らも男が大蔵でないことを口々に証言した。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
強盗事件の目撃者は、警察署のマジックミラー越しに容疑者の面通しを行った。
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犯人の顔をはっきり覚えていなかった彼女は、面通しの際、不安で指が震えていた。
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「ドラマでよく見る面通しのシーンだけど、実際にあんな風に並ばされると緊張するだろうな」
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