お国訛り
おくになまり
名詞
標準
one's native dialect
文例 · 用例
ぽかんとしていた市治郎の妻は、あわてゝお国訛りで、「はあ、ほんまにそうのし。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
」爺さんは調子に乗って来ると、時々お国訛りが出た。
— 徳田秋声 『躯』 青空文庫
しかしまた彼のことにすると、底意地の悪い、オールドミス揃いの奥女中たちに睨まれては大変と思ったからだろう、さっそく走り使いの男を呼び寄せると、お国訛りもものものしく、「コレコレ急いで鉄漿の落ちん粉を買ってまいれ!
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
(何をしていくさるのじゃやら) いよいよお国訛り丸出しで奥役人ヤキモキしていると、やがてのことに日の暮れ方、汗を拭き拭き戻ってきた奴さん、「やっと……やっとみつかりました金色のが」 と、ヌーッと差し出したのは、世にも大きな金ピカの張り子の男根!
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
貴様、そこに何しとる」 何しとるというような訛りは、甲州入墨で江戸ッ子をもって任ずるがんりきの地声ではない、特におどしを利かす場合のお国訛りに相違ないでしょう。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
わたしは、こちら側〔ロワール河南〕の者で、はっきりとそのお国訛りを感じさせない・そして生粋のフランス人の耳にさわらない・者を、ついぞ見たことがない。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
お国訛りを交ぜてこんな長歌を今様調で謡っていた越軍の若ざむらい達は、ついに挙って起ちあがり、手拍子あわせながらこの城楼第一の大広間も狭しとばかり、輪をなして踊りめぐり踊り流れ、きょうの生命を、心ゆくまで楽しませていた。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「one's native dialect」である。
「one's native dialect」という意味で使われることが多い。
one's native dialect」という概念は重要だ。
その出来事は「one's native dialect」の良い例だ。