鉢入れ
はちいれ
名詞
標準
文例 · 用例
台所から藁の御鉢入れを持ってきて、その蓋を頭の上でくるくる廻したが、此度は下の深い方を頭からすっぽり被って、それをゆるやかに動かしながら、膝頭で歩き出した。
— 豊島与志雄 『人の国』 青空文庫
」 すっぽりと御鉢入れをぬいで、頭についてる藁屑を払い落していると、お清と洋太郎とがまたちらと目配せしたようだった。
— 豊島与志雄 『人の国』 青空文庫
」 膝頭まで御鉢入れを被ってごそごそやりながら、子供が徐々に近寄ってくるのを、久保田さんは突然気付いて、わざと頓狂な声を出して、少し後ろに飛びしざった。
— 豊島与志雄 『人の国』 青空文庫
」 御鉢入れを子供からひっこぬいて、頭にすっぽりと被った。
— 豊島与志雄 『人の国』 青空文庫