天禄
てんろく
名詞
標準
Tenroku era (970.3.25-973.12.20)
文例 · 用例
もし私に天禄があるならば、死ぬことはあるまい。
— 続夷堅志・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
天禄がなければ、あえて死を恐るるものではない」 時に月のひかり薄明るく、小さい家のような巨大な物がころげるように河のなかにはいった。
— 続夷堅志・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
大塩平八郎が乱を起こしたのも、これらの状態を座視するに忍びなくなったからで、その檄文の中には、 ――四海困窮いたし候えば、天禄ながく絶えん。
— 山本周五郎 『花も刀も』 青空文庫
おのれの天禄をおのれで奪い、おのれの肉身をおのれで苦患へ追いやっているのだ。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
それを思えば、こん夜の酒は、どうせ百姓家から盗みだした地酒で味はわるいが、時にとっての天禄の美味っていうやつだ」「理窟はよせ」と、かたわらの者が叱った。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
食物は鳥獣でさえ天禄というものがあるのに、万物の霊長といわれる人間が、ただ喰うためにのみ働いて、この世を楽しむすべも知らないというのは、情けないことではないか。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
さあ、掘れ掘れ、遠慮すな」 と、促して、「――有難や、地下にもなお、この天禄があるか。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
飯はつき物、人間の天禄だ。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の天禄年間には、多くの貴族文化が花開いた。
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この寺院の建立は、天禄元年の出来事だと伝えられている。
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歴史の授業で、天禄の変について詳しく学んだ。
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ウィキペディア
天禄(てんろく、 は、日本の元号の一つ。安和の後、天延の前。西暦の970年から973年までに対応する。この時代の天皇は円融天皇。
出典: 天禄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0