めきめき
めきめき
副詞
標準
文例 · 用例
かっぽれは、この健康道場第一等の色男を以て任じていたのに、最近に到って固パンがめきめき色男の評判を高めて、かっぽれの影は薄くなり、むしゃくしゃしていた矢先だったのである。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
下宿の一室に、死ぬる気魄も失って寝ころんでいる間に、私のからだが不思議にめきめき頑健になって来たという事実をも、大いに重要な一因として挙げなければならぬ。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
あの森の木のめきめき云うのをお聞きなさい。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
三年と五年の中にはめきめきと身上を仕出しまして、家は建て増します、座敷は拵えます、通庭の両方には入込でお客が一杯という勢、とうとう蔵の二|戸前も拵えて、初はほんのもう屋台店で渋茶を汲出しておりましたのが俄分限。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
めきめきと、おとなになってしまう自分を、どうすることもできなく、悲しい。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
女の子、愛されているという確信を得たその夜から、めきめき器量をあげてしまった。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
驚くべきことは、このごろ、めきめき彼女の舌は長くなり、Lの発音も西洋人のそれとほとんど変らなくなったという現象である。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
私は、めきめき太った。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫