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初顔

はつがお
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼女とお延は最初顔を見合せた時に、ちょっと黙礼を取り替わせただけで、拍子木の鳴るまでついに一言も口を利かなかった。
夏目漱石 明暗 青空文庫
初顔に受けた光線を遮らうとして覆うた手が、その手が、今も捩ぎとられるほど痛いと訴へてゐる。
原民喜 夏の花 青空文庫
初顔に受けた光線を遮ろうとして覆うた手が、その手が、今も捩ぎとられるほど痛いと訴えている。
原民喜 夏の花 青空文庫
チラと見たばかりで誰とも最初は思い出せなかったが、そのうち君江のところへ来た初顔の女が、「オーさんよ」 と小さい声で云ったのが聞えた。
海野十三 ゴールデン・バット事件 青空文庫
文学座第一回試演に際して岸田國士 文学座は去年の六月以来、久保田万太郎、岩田豊雄両氏並に私の三人がよりより相談をして大体のプランを樹て、九月に、主だつた協力者の初顔合せをし、次で、内輪の結成式を挙げました。
岸田國士 文学座第一回試演に際して 青空文庫
彼は最初顔をまっかにした。
第二部 次郎物語 青空文庫
さしづめ今日で云へば、六代目と花柳の初顔合はせとか、ロッパとエノケンの合同などが、それである。
正岡容 下町歳事記 青空文庫
彼らは最初顔を赤らめて断わるが、ついには一同の懇請にうち負けて、自慢の曲をそらでひいた。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫