気にも留めない
きにもとめない
表現形容詞
標準
to pay no heed to
文例 · 用例
こっちは酔っているので別段気にも留めないで飲んでいると、お糸はいつまでも座敷へ戻って来ない。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
江戸は相変らず物見高けえな」 さのみ気にも留めないで、二人はやはりぶらぶらあるいてゆくと、駈けあつまる人の群れはだんだん多くなった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
」 と思い入った体で、煙草を持った手の尖がぶるぶると震えると、対手の河野は一向気にも留めない様子で、ただ上の空で聞いて首だけ垂れていたが、かえって襖の外で、思わずはらはらと落涙したのはお蔦である。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
が、別に気にも留めないで、ずっとその傍を通抜けようとして、ものの三足ばかり下りた処だった。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
すこし変だと思ったが、僕にとってはそれが大した問題でもないから、深くは気にも留めないでいると、市野は芒をかきわけて僕のそばへ近寄って来た。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
相手が子供であるから、旅人は別に気にも留めないらしかったが、その平生を知っている父は一種の不思議を感じないわけにはいかなかった。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
」 おなおさんから詳しい話を聞かされても、お父さんは別に気にも留めないらしかった。
— 岡本綺堂 『異妖編』 青空文庫
かれは母から今夜の話を聞かされても、別に気にも留めないらしかった。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
作例 · 標準
「そんな小さな言い間違い、普通の人は気にも留めないから大丈夫だよ。自信持って。」
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彼は自分の健康状態に無頓着で、一週間近く続いている微熱さえ気にも留めない様子だ。
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都会の雑踏の中では、誰かが道端でうずくまっていても、多くの人は気にも留めないのかもしれない。
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普段なら気にも留めないような冷蔵庫の稼働音が、静まり返った深夜の台所では妙に大きく響く。
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