デシン
デシン
名詞
標準
crepe de Chine
文例 · 用例
序に私のも……智子も今日は青いクレープデシンの服に黄色い春の外套だわ」 三木雄は、少し顔を赫めながら智子の持ち添える通り手を遣って自分の体や智子の体の恰好にあらんかぎりの触覚を働かせて行った。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
「波」で作者は、子供は要するに社会の子として見るべきであり、親子の関係はメデシンボールのようなものだ。
— 宮本百合子 『山本有三氏の境地』 青空文庫
それを取りのけるとプウンとデシンらしい強い臭いがする。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
ノボデービチ きのう買ったСССРクレプデシン〔フランスちりめん〕で電気のかさをつくったら大分おちついた。
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
緋縮緬の、茶のデシンに黄色い花を刺繍しの、タフタの朱子の、色もかたちもさまざまである。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
が、素子のいう白いクレープ・デシンのブラウスは見当らなかった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
もう一つは、ひどくしゃれた渋いスーツで、紺地におもしろい縞がほそく出ているコートとスカートに、とも色でドローンワークした白いクレープ・デシンのブラウスが組み合わされた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
その日は、薄いピンク色のクレプデシンのワンピースの、腰の所を青いエナメルのバンドでグッとしめつけているため、からだの線が急に大人びて見えた。
— 三好十郎 『肌の匂い』 青空文庫