細小
いさら異読 いささ
接頭辞頻度ランク #41928 · 青空 0 例
標準
small
文例 · 用例
ある花はこんなに細小でまたある花は途方もなく大きい。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
こゝに珍しき町の名に、大衆免、木の新保、柿の木畠、油車、目細小路、四這坂。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
男女相愛して後始めて社界の真相を知る、細小なる昆虫も全く孤立して己が自由に働かず、人間の相集つて社界を為すや相倚托し、相抱擁するによりて、始めて社界なる者を建成し、維持する事を得るの理も、相愛なる第一階を登つて始めて之を知るを得るなれ。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
或は劣情と呼び、或は聖情と称ふ、何を以て劣と聖との別をなす、何が故に一は劣にして、一は聖なる、若し人間の細小なる眼界を離れて、造化の広濶なる妙機を窺えば、孰を聖と呼び、孰れを劣と称ぶを容るさむ。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
細小竹のへろ/\矢。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
蝋マッチが一箱、二インチほどの獣脂蝋燭が一本、ADP印のプライヤ製パイプ、長刻みの板煙草を半オンスばかり詰めた海豹皮の煙草入れ、金鎖の付いた銀時計、ソヴリン金貨五枚、アルミニウムの鉛筆入れ、書付け数通、ワイス社(ロンドン)の刻印がある細小で硬い刃の象牙柄ナイフが一振り。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
精密仕事のために作られた細小の刃。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
一山に寺々を構えた、その一谷を町口へ出はずれの窮路、陋巷といった細小路で、むれるような湿気のかびの一杯に臭う中に、芬と白檀の薫が立った。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
作例 · 標準
磯辺に打ち寄せるいさら波が、心を穏やかにする。
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風のない湖面には、いさら波一つ立たなかった。
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川底のいさら石が、陽光を受けてきらきらと輝いていた。
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足元に広がるいさら石を踏みしめながら、海岸を散策した。
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