怜悧
れいり
形容動詞名詞
標準
clever
文例 · 用例
ひよつとしたら怜悧にさへ見えるかも知れない。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
お洒落でつつましやかで、おとなしくてお済しで、群っていても実は孤独で、おっとりしていてもなかなか怜悧で。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
私と向ひ合つた怜悧な眼付はどんよりとして底深いところから静かに実に不審な病夢を見てゐるのである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
こういう男は随分世間にもあるもので、雅のようで俗で、俗のようで物好でもあって、愚のようで怜悧で、怜悧のようで畢竟は愚のようでもある。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
しかし思いのほかに目鼻立の整った、そして怜悧だか気象が好いか何かは分らないが、ただ阿呆げてはいない、狡いか善良かどうかは分らないが、ただ無茶ではない、ということだけは読取れた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
あわあわしい白ら雲が空ら一面に棚引くかと思うと、フトまたあちこち瞬く間雲切れがして、むりに押し分けたような雲間から澄みて怜悧し気にみえる人の眼のごとくに朗らかに晴れた蒼空がのぞかれた。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
貴女は続けてときどき花の香をかぎかぎ、ファニーを相手に、怜悧らしくちょいちょい一座を見渡しながら、「この薔薇は紅いでしょう。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
また私の信仰する仏教は、飽くまでも人間に対して親切で怜悧でありますから、仏教の信仰を通して語る私の言葉は、殆んど絶対な理解や同情をみな様にお贈りすることが出来、みな様の「人生解決」のお役に立つことをかたく信じて疑いません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ若いが、非常に怜悧な頭脳の持ち主で、どんな難問もすぐに解決してしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女の怜悧な分析は、複雑に絡み合った問題の核心を的確に突いていた。
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その探偵は、怜悧な眼差しで容疑者の一挙手一投足を見つめていた。
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