横桟
よこざん
名詞
標準
horizontal bar
文例 · 用例
両足も欄干の横桟にかけのばし、両手も首の後ろで組んだ反り身になって見上げる山は、たっぷりとした檜舞台にいるような、鷹揚で豊かな眺めだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
それも、今ではよほど田舎へでも行かないと見られないやうな、広い黒ずんだ欅板の式台と、玄関の障子の両側には黒塗りの横桟の入つた脇戸までがついた、恐しく奥まつた、人間で云ふと極端に内気な独身の四十男のやうな様子をしてゐた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
引戸や小引出の多いもので、しばしばその横桟には透彫を施します。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫