中風
ちゅうふう異読 ちゅうぶ・ちゅうぶう・ちゅうふ
名詞
標準
palsy
文例 · 用例
裏町によく見る風物で、何の奇もない市中風景の一角だが、そこを捉えて春夜の生ぬるく霞んだ空気を、市中の空一体に感触させる技巧は、さすがに妙手と言うべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
左側の水楼に坐して此方を見る老人のあればきっと中風よとはよき見立てと竹村はやせば皆々笑う。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
屋根附の中風薬の金看板なぞ見える小さな町だが、今までの寒山枯木に対して、血の通う人間に逢う歓びは覚える。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
親類のじいさんで中風をしてから十年も生きていたのがあった。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
私も安心して默つて福士さんに直してもらひ、まるで私は福士さんにとつて中風のおぢいさんのやうでした。
— 太宰治 『黒石の人たち』 青空文庫
たゞその空のところどころ中風にでもかかったらしく変に淀んで暗いのは幾片か雲が浮んでゐるのにちがひない。
— 宮沢賢治 『柳沢』 青空文庫
中風付きみたような足取りでヨチヨチと元来た道へ歩き出しながらブツブツと口の中でつぶやいた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
そして、中風やみのようにぶるぶる手足をふるわせながら、しょぼんと立っていたが、ふと小沢の足許に二、三粒の飯粒が落ちているのを見るとあっという間にしゃがんで、その飯粒を口に入れた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は中風を患い、半身が不自由になった。
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昔の医学では、中風の治療は非常に困難だった。
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中風の症状は、突然現れることもある。
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ウィキペディア
中風(ちゅうふう、ちゅうぶ)は、現在では脳血管障害(脳卒中)の後遺症(偏風)である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中または俗に「よいよい」などともいう。
出典: 中風 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0