お座なり
おざなり
形容動詞名詞-の形容詞
標準
perfunctory
文例 · 用例
山岸君も、亀井君も、お座なりを言うような軽薄な人物では無い。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
お座なりのお世辞がだんだん身を縛つてしまつて、ぬきさしの出来ない破目となつたのでもあらう。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
「今にだんだんだんだん色々なこと分るようにして上げますわ」 智子は心に絶望に近いものを感じながら、こんなお座なりを云ったことが肌寒いように感じられて夫の方を今更ながら振り返った。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
この先生に診て貰っておれば、きっと治して下さるんだよ」 お座なりの見当違いの説明に、必死の望みを外された政枝は、見る見る顳※に青筋を立てて父親を瞠んだ。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
――こんなお座なりの解決で気が済むなら、誰も身上相談欄へ手紙を出すもんかね。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
一、すべてに対する未練、執着、気がかり、気兼ね等から超脱する事一、すべてを冷眼視し得る度胸で本心のゆらめきを圧迫し去る事一、如何なる俄作りの感情、お座なりの意志、間に合わせの信念でも直に本心一パイに充実させ得るように心掛ける事 といったような術を天然自然と会得しております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
美しさ、などという無責任なお座なりめいた巧言は、あまり使いたくないのだが、でも、それは実際、美しいのだから仕様がない。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
それに、自分独りで、グッと踏み堪える力がなくて、毎日のように友人を代りばんこに尋ねて、同じ愚痴を繰り返して、安価のお座なりの同情で、やっと淋しさをまぎらして居るような河野の態度も、雄吉には堪らなくはがゆかった。
— 菊池寛 『神の如く弱し』 青空文庫
作例 · 標準
お座なりという言葉は、様々な文脈で用いられる重要な表現である。
彼はお座なりの意味について深く理解していた。
お座なりを正しく使用することで、より自然な日本語の表現ができる。
この文献ではお座なりという概念が中核的な役割を果たしている。