輪をかける
わをかける
表現動詞-一段
標準
to exceed
文例 · 用例
だが、慧鶴はここでも宗教に対する疑いに輪をかける事蹟に出会って、彼は全くの享楽的なニヒリストになった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
しかもその評判が最高度に達した頃に村役場へ「勇作を娘の婿養子にする」という正式の届出が後家さんの手で差し出されたので、その評判は一層、輪に輪をかけることになった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
帳面に附ける時に又輪をかける。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
いまのあなたのお説では、二本しか同時に曲げることはできないのですから、二本とか四本とか六本とか、つまり偶数なら曲げられるが、一本とか三本とか五本とか、奇数ではどうしても一本きり余りができて、手拭の輪をかけることもできないではありませんか。
— 大阪圭吉 『幽霊妻』 青空文庫
だから貴女がとりなしてやれア与里だつて喜ぶものを、貴女ときたひには、憎しみ一方でいい気になつて人の喧嘩に輪をかけるんだ。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
その白雲の吟懐を、清澄の茂太郎がまた反芻して輪をかけるということになり、即興と出鱈目とに於ては、師弟いずれが本家だかわからないくらいになっているのであります。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そして相手がおとなしい学生などの場合には、時たまそれに輪をかけることもある。
— 中谷宇吉郎 『詩人への註文』 青空文庫
もう草露もほしあがるほど、夏の陽は強く照りわたって、ムッとする土いきれが、この庭|隅の興奮に輪をかけるのだった。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
元々口の悪い彼だったが、お酒が入るとそれに輪をかけて毒舌がひどくなる。
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「今年の暑さは、去年の記録的な猛暑に輪をかけて厳しいですね」
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単なる噂話に、誰かが尾ひれをつけて輪をかけたような信憑性のない話が広まっている。
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