何と言っても
なんといっても
表現副詞
標準
after all is said and done
文例 · 用例
何と言っても幼い両人は、今罪の神に翻弄せられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云った詞についで、その野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸を起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
何と言っても数の少ない方が危い。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
典六が一膝進めて、T「何と言っても 相手は音に聞えた 此村大吉」 「とても女の腕に立つ筈が厶らん」と云って、T「御見受け申す所 他に縁者とて 厶らぬ御様子」 と言われて雪枝はやる瀬なさそうに見える。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
すると里子は狼狽て、『だからね、母が何と言っても所天決して気にしないで下さいな。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
芸者がることは彼女も嫌いであり、ただ結婚の破綻で、女にしては最も大切な時代の四年を棒に振ったことは、何と言っても心外であり、再び振り返ろうとも思わなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「こちらは何と言っても玉|揃いで、皆さんお綺麗でいらっしゃいますよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「何と言っても今夜は駄目だ。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
北さんが何と言っても、私は、この帰郷の計画に就いては、徹頭徹尾悲観的であった。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
作例 · 標準
「北海道の魅力は、何と言っても広大な大地と、新鮮な海の幸にあるだろう」
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「今回の旅のハイライトは、何と言っても気球に乗って見た夜明けの景色だ」
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「プロの料理人とアマチュアの差は、何と言っても火加減の調節にあると思う」
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