淡青
たんせい
名詞
標準
文例 · 用例
」 座には今、その白梅よりやや淡青い、春の李の薫がしたろう。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
着ているのは、ふわりとした薄い紗の服で、淡青い唐草模様がついていた。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
將に沒せんとする日は熾なる火の如く、天をば黄金色ならしめ、海をば藍碧色ならしめ、海の上なる群れる島嶼をば淡青なる雲にまがはせたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
秋らしい風が裾に孕んで、草の実が淡青く白い地についた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
そこからはそよ/\と風に漣をうつてゐる広い青田が一と目に見わたされ、松原の藁屋の上から、紺碧の色をたゝへた静かな海が、地平線を淡青黄色の空との限界として、盛りあがつたやうに眺められた。
— 徳田秋聲 『或売笑婦の話』 青空文庫
)四十二年十月 雪の日淡青い雪は冷めたい硝子戸のそとに。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
うつむき加減にした横顔の淡青い雪の反射。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
暮れかかる東京のそらにはほんのりと瓦斯が点き淡青い雪がふる。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫