一杯一杯
いっぱいいっぱい
形容動詞副詞名詞
標準
to the limit
文例 · 用例
父はその金は一銭も無駄にはせず、きっと一軒店をもつからと銀子に約束し、権利金や品物の仕入れの金も見積もって、算盤を弾いていたが、内輪に見ても一杯一杯であり、銀子自身には何もつかなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
食卓は、用事が済むと、室のまん中に立っている柱に添うて上につり上げられるにしても、やはり一杯一杯であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
一杯一杯また一杯、※顏櫻花と映發す。
— 大町桂月 『新武藏野の櫻』 青空文庫
爺さんの喜び樣は眞實見てゐるのがいぢらしい位ゐで、私のさす一杯一杯を拜む樣にして飮んでゐる。
— 若山牧水 『山寺』 青空文庫
一杯一杯と浴びるごとに、しだいしだいと心が静まったとみえて、ややしばし少年がきょとんとしていましたが、いよいよいでていよいよ奇怪千万でした。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
買物がてら街を散歩したのは近来にない失敗だつた、一杯一杯また一杯、たうとうどん底に落ちこんでしまつた、私の苦悩は詮方ないが、Nの主人には申訳がない、あゝ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
散歩、こゝで一杯、あちらで一杯、一杯一杯また一杯、――酔つぱらつて、そして戻つて、そのまゝ無何有郷!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・投げ与へられた一銭のひかりだ・馬がふみにじる草は花ざかり朝一杯、昼一杯、晩一杯、一杯一杯また一杯で一杯になつてしまふのだらう。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
新しいプロジェクトと通常業務が重なって、正直もう一杯一杯です。
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彼は自分のことで一杯一杯で、周りの状況が見えていないようだ。
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慣れない育児にてまどい、毎日をこなすだけで一杯一杯だ。
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標準
one cup after another
作例 · 標準
彼は緊張をほぐすように、テーブルの上の水を一杯、また一杯と飲んだ。
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宴会が始まると、部長は部下たちの席を回って酒を一杯一杯注いで歩いた。
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わんこそばの大会で、選手たちが驚異的なスピードで一杯一杯平らげていく。
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