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那麼

那麼
名詞
1
標準
文例 · 用例
昔から物語の本にもある、屋の棟へ白羽の征矢が立つか、然もなければ狩倉の時貴人のお目に留まつて御殿に召出されるのは、那麼のぢやと噂が高かつた。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
町ではもう到る所、此の死骸のことゝ、下手人の噂計り、イワン、デミトリチは自分が殺したと思はれは爲ぬかと、又しても氣が氣ではなく、通を歩きながらも然思はれまいと微笑しながら行つたり、知人に遇ひでもすると、青くなり、赤くなりして、那麼弱者共を殺すなどと、是程憎むべき罪惡は無いなど、云つてゐる。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫
『昨日我々は那麼に話したのですが、何を俄に御立腹で、絶交すると有仰るのです、何か其れとも氣に障ることでも申しましたか、或は貴方の意見と合はん考を云ひ出したので?
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫
貴方は醫者でおゐでて、如何して那麼譯がお解りにならんです。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫
『ですから、那麼事に就いては何にも解らんのです。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫
「空の空」だとか、内部だとか、外部だとか、苦痛や、死に對する輕蔑だとか、眞正なる幸福だとか、と那麼言草は、皆ロシヤの怠惰者に適當してゐる哲學です。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫