ただでは
ただでは
表現
標準
This isn't over
文例 · 用例
もしも時代と場所がちがっていて、人が自分の生命に賭けても Honour を守るような場合であったらこれはただではすみそうもない。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
その代りただでは不可ません、邪慳な姑をさらりと罷めて、慈愛な母親になってやる、と私の前で御誓い下さい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
「――今夜はただでは済まさんぞ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
豹吉が雪子に興味を抱いているらしいことは無論知っていたが、しかし、はっきり豹吉の口から聴いてみると、改めて嫉妬があり、「ただでは済ませるもんか」 という自尊心のうずきが、お加代の額にピリッと動いた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
ちゃっかりした娘なら、ただでは済まさないわね。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
此二つの記憶が経となり緯となって、ただでは得られない愉快が頭の中に満ちて来るかも知れません。
— 夏目漱石 『岡本一平著並画『探訪画趣』序』 青空文庫
」もうおれはこの女とはただでは済まない――という悔恨が、薄れて行く安心であった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
今に見ろ――とは、だから、ただ陽子の居所をきくために、春隆をとっちめるという最初の目的から飛躍して、「おれがこの汽車に乗ったことは、ただで済むまい」 春隆をもただで済まさないが、おれ自身もただでは済むまい。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
「この借りは必ず返す。ただではおかないからな!」と彼は捨て台詞を吐いた。
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散々裏切られたのだから、今回ばかりはただでは引き下がれない。
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相手が誰であろうと、私の誇りを傷つけた奴をただでは済まさない。
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