牛缶
ぎゅうかん
名詞
標準
canned beef
文例 · 用例
飾り、漁類問屋をやっている中に、日露戦争にぶっつかり、奇貨おくべしというので大倉喜八郎の牛缶に傚って、軍需品としての魚の缶詰製造を思い立ったが、慣れない商売の悲しさ、缶の製造業者に資本を喰われて、忽ち大失敗の大失脚。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
その口吻に甘えて、ぼくは又「お給金で返済しますから」と、店の陳列にある牛缶を二個前借した。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
牛缶一個を切り、その汁にまで湯を注いで皆で飲み合い、ぼくは一先ず安心して店へ帰った。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫