劇中劇
げきちゅうげき
名詞
標準
play within a play
文例 · 用例
劇中劇として、外国の男女俳優一座を登場させたるが、甚しき不評に終りて莫大の損失をきたせり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
「赤紫島」は、劇中劇で「赤紫島」の革命を織り込み、ソヴェト同盟の劇場の内幕を諷刺したりしている。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェトの芸術』 青空文庫
この劇中劇ではソヴェト同盟の劇場でも、小道具なんかに凝りすぎ、ウンと金をかけてしまったのを、管理局からやって来た役人へは胡魔化して報告する場面その他、見物が笑い出すところは相当ある。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェトの芸術』 青空文庫
劇中劇などと逃げを打って、イヤに比喩めかして、あり得べからざる安易さで革命をこねあげて見せている。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェトの芸術』 青空文庫
「しかし、ある場合は」と法水はちょっと思案気な顔になり、「|洒落者や阿諛者はひしめき合って――」と云いかけたが、急にポープの『|髪盗み』を止めて『ゴンザーゴ殺し』(ハムレット中の劇中劇)の独白を引き出した。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
十月春木座の「極附幡随院長兵衛」に、長兵衛一子長松、劇中劇の公達実朝公。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
二番目の内に劇中劇として五日替りに「菊畑」「後藤目貫」「弁天小僧」などが出た。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
むつくりとした昔風の若檀那にあらず」と評し去り、劇中劇の菊之助の虎蔵を評した所に、「家橘も同座の事ゆゑ、見ざることもあるまじ。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
作例 · 標準
シェイクスピアの「ハムレット」には、重要な役割を果たす劇中劇がある。
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この映画は、劇中劇と現実の世界が複雑に交錯する構成になっている。
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劇中劇のシーンでは、役者たちが普段とは違うキャラクターを演じていた。
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ウィキペディア
劇中劇(げきちゅうげき)は、劇の中に挿入された劇。物語や小説では作中作(さくちゅうさく)と称する。劇の中でさらに別の劇が展開する「入れ子構造」によって、ある種の演出効果を生むためによく使われる技法。
出典: 劇中劇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0