斉放
せいほう
名詞
標準
文例 · 用例
そしてロック、フォークの台頭と学生運動の昂揚に象徴される一九六〇年代の百花斉放、百家争鳴の時代精神が、一九七〇年代半ばになって、パーソナルコンピューターとして蘇ったのではないかと、少々強引な仮説を立てたのです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
馬は賢い動物であるがまたきわめて驚きやすいことは、前記の馬糞の一斉放射によっても察せられる。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
性花斉放 性の点でも、近来ザラに活字では見あたる範囲のことが、なぜ私などには口では語り難いのか。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
どうも今日のごとき性花斉放が、進歩か頽廃かは知らないが、自分らは振返ってみても、前述の琴の爪や、杉戸の男女みたいな型の恋を至上みたいに思って歯がゆい真似ばかりやって来たようなものだった。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
性花斉放もまだ今日の活字面ほど迄にはだらしのない性花斉放でもなかった時だが、それでも石原氏の太陽族ブームがおこり、チャタレー問題や鍵などの話題で相当賑わしい頃だった。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
息づまる三十分が経過した頃、都民は都心より南方の空に照空燈の一斉放射を見、高射砲の轟きを耳にした。
— 江戸川乱歩 『偉大なる夢』 青空文庫