臓品
ぞうひん
名詞
標準
文例 · 用例
まだかくしてあるべき臓品は、すぐにここで出してしまへと云ふのであつた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
この度の臓品と云ふものはまだ一品も警察へは出て居ないのである。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
が、彼はその夜の臓品が、よほど嬉しかったのにちがいない。
— 海野十三 『生きている腸』 青空文庫
そのサーニが、臓品分配のことから刃傷沙汰を起し、半殺しの目にあってシベリアの雪の中に倒れていたところを、その地元の「嘗て浮浪児たりし人々のコンムーナ」すなわち少年労働訓練所に救護された。
— 宮本百合子 『作品のテーマと人生のテーマ』 青空文庫
僕はこのドゥーシュキンをよく知ってるが、自分が小金貸しで、臓品なんか取って隠してるやつさ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
ミミイ嬢はタヌの叱責に廉恥心を感じ、一|夕、五合余りの牛乳と一〇〇|瓦のバタを嚥下して、山のように積んだ臓品のそばで自殺してしまった。
— 燕尾服の自殺 ――ブルゴオニュの葡萄祭り―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫