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青やか

あおやか
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
玉鬘のほうからも童女などが見物に来ていて、廊の戸に御簾が青やかに懸け渡され、はなやかな紫ぼかしの几帳がずっと立てられた所を、童女や下仕えの女房が行き来していた。
源氏物語 青空文庫
表面ただ古地図に似て煤け、縦横にかず知れず走る罅青やかに火光吸ひ、じめじめと陰湿の汗うるみ冷ゆる時、鉄の気はうしろよりさかしまに髪を梳く。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
「頼もう、頼もう」「どうれ」 相手もまた古風に応じて、見るからに青やかな納所坊主がそこに手をついたのを見ながめると、ずばりといったことばが少しおかしいのです。
のろいのわら人形 右門捕物帖 青空文庫
木にのぼったり、草の上をとびまわったり、はげしい肉体的な遊戯につかれてきて、夕まぐれの青やかな空気のなごやかさに私たちの心も何がなしとけこんでゆくころにそれをした。
新美南吉 花をうめる 青空文庫
青やかな夕闇ばかりの世界になつた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
ランプの青やかな光のもとでは、人々のこうした生活も、物語か幻燈の世界でのように美しくなつかしく見えた。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
青やかな草の香が鼻を襲う。
吉江喬松 木曾御嶽の両面 青空文庫
青やかな草の香が鼻を襲ふ。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
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