月明
げつめい
名詞
標準
moonlight
文例 · 用例
いいか若し襲撃を受けても命令がある迄出てはいけない」○汽車の汽笛 描写若干○ロングで月明の原野を走る列車○貨物車の中、がやがやしている。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
そうだ、爺っつあん、次郎長の児分で一番強いのは森の石松だ」S=月明の天竜河原に どっとあがる鯨波の声は 清水一家八十余人と甲州黒駒の勝蔵一家百五十人が入り乱れての喧嘩。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
九月十九日――「朝、空曇り風死す、冷霧寒露、虫声しげし、天地の心なお目さめぬがごとし」同二十一日――「秋天|拭うがごとし、木葉火のごとくかがやく」十月十九日――「月明らかに林影黒し」同二十五日――「朝は霧深く、午後は晴る、夜に入りて雲の絶間の月さゆ。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
すらりと背後向かるゝ黒髮のたけ、帆柱より長く靡くと思ふと、袴の裳が波を摺つて、月の前を、さら/\と、かけ波の沫の玉を散らしながら、衝と港口へ飛んで消えるのを見ました……あつと思ふと夢は覺めたが、月明りに霜の薄煙りがあるばかり、船の中に、尊い香の薫が殘つたと。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
」「その方はアツレキ三十一年七月一日夜、アフリカ、コンゴオの林中空地に於て、故なくして擅に出現、折柄月明によって歌舞、歓をなせる所の一群を恐怖散乱せしめたことは、しかとその通りにちがいないか。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
海に潜める大軍器※と言ふ樣な文句で、隨分奇妙な、恐らくは新派先生一派から税金を徴收に來さうな詩ではあつたが、月明に、風清きんだよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
オヤと思つて、窓外を眺めると、今宵は陰暦の十三|夜、月明かなる青水白沙の海岸には、大佐の部下の水兵等は、晝間の疲勞を此月に慰めんとてや、此處に一羣。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
黒髪|颯と夜風に乱して白き衣服を着けたるが、月明りにて画けるごとく、南をさして歩むがごとし。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
月明かりが窓から差し込み、部屋を静かに照らしていた。
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月明の下で散歩するのは、とてもロマンチックだ。
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雲間から月明がこぼれて、道がうっすらと見えた。
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