願人坊主
がんにんぼうず
名詞
標準
priest who was also a street performer and performed prayers and other religious duties for the sake of other people
文例 · 用例
――十軒店を左に折れて俗称願人坊主の小路といわれた伝右衛門横町、その横町の狭い路地をどんどん奥へはいっていくと、奇怪です。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
(けふは長屋の井戸がへにて、相長屋の願人坊主、雲哲、願哲の二人も手傳ひに出てゐる體にて、いづれも權三の家の縁に腰をかけて汗をふいてゐる。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
鉢卷をしたつて、すつとこ被りをしたつて、願人坊主の相場がどう上るものか。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
この願人坊主め、早く行つて來い。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
(與助は猿を縁におろして、怖々ながら留めようとしてゐると、上のかたより願人坊主の雲哲と願哲は商賣に出る姿にて、住吉踊の傘をかつぎて出で、これを見て騷ぐ。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
後に茨田は瀬田の妻子を落して遣つた上で自首し、父柏岡と高橋とも自首し、西村は江戸で願人坊主になつて、時疫で死に、植松は京都で捕はれた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
江戸で願人坊主になつて死んだ西村|丈は、浅草遍照院に葬つた死骸が腐つてゐたので、墓を毀たれた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
以前は、日本橋区の松島町とおなじ層の住民地で、多く願人坊主がいたのだそうだ。
— 長谷川時雨 『神田附木店』 青空文庫
作例 · 標準
お祭りでは願人坊主が賑やかに太鼓を叩いていた。
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昔の願人坊主は、大道芸で生計を立てていたと聞く。
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願人坊主の歌声が、夕暮れの町に響き渡った。
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子供たちは珍しそうに願人坊主の周りに集まった。
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