品柄
しながら
名詞
標準
quality
文例 · 用例
言葉が表わしているように、上品とは品柄の勝れたもの、下品とは品柄の劣ったものを指している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
食物の品柄次第にて、にわかにこれを喰いて腹を痛むることあり、養生法においてもっとも戒むるところなれば用心せざるべからず。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
また三井・大丸の品は正札にて大丈夫なりとて品柄をも改めずしてこれを買い、馬琴の作なれば必ずおもしろしとて、表題ばかりを聞きて注文する者多し。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
濃茶に染めた縮緬のなかに、牡丹か何かの模様をたった一つ丸く白に残したその敷物は、品柄から云っても、また来客を待ち受ける準備としても、物々しいものであった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
名刺を読むと、しきりにまたガツテンガツテンをしながら私の顔をみて、それからタモトに入れたのであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
文学を志望しながら、一向に進捗しないAとして、ありさうなこととは考へられても、然しAは猶、文学を諦めようとしてゐるのではないし、今は割合よく聴いてさへゐたのだ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
勿論、月曜日には飲み過ごしの後、銀座の酒場で、乱暴を致し、その翌日は心佗しく、独りでゐるに絶えられず、而もその銀座の酒場に一緒に行つた、津濃といふ友人の所へどうも行つてゐたく、勝手なこととは承知しながら、出掛けて行つて、ぐづぐづしてゐた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
」 私は服を着、怯々しながら隣の部屋にゐる友人の弟に金を借り、――でも、この月曜からは勉強しよう、浪費しまいと、そのやうなことを偶々思つた翌々日であつてみれば、私は読みかけのシュニッツラー選集を一冊持つて出掛けるのであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
作例 · 標準
値段は少し張るが、この生地は品柄が良いので長く着られそうだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
粗悪なコピー品とは違い、本物は細部の品柄まで徹底されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
バイヤーとして、常に品柄の安定した供給元を探している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview