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丸竹

まるたけ
名詞
1
標準
cut bamboo
文例 · 用例
天井に丸竹を並べたり、ひしぎ竹を列ねたりするいわゆる竹天井の主要なる任務は、この種の材料によって天井と牀との二元性を判明させることにある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
色の朽ちた丸竹の樋が。
梶井基次郎 闇への書 青空文庫
丸竹の柄の節の上のほうを細かく裂いて、それを両側から平面に押し広げてその上に紙をはり、その紙は日月の部分蝕のような形にして、手もとに近いほうの割り竹を透かした、そういうものが、少なくもわれわれの子供時代からの団扇の定義のようなもので、それ以外のものは言わば変種のようなものであった。
寺田寅彦 錯覚数題 青空文庫
けれど、来て見ると、宿舎というのは、竹の柱に草葺の屋根で、土間には一枚の敷物もなく、丸竹の棚を並べて、それが寝台だ。
織田作之助 わが町 青空文庫
たちまち栄養不良に陥ったが、おまけに雨期になると、早朝から濡れ鼠のまま十時間働いてくたくたに疲れたからだで、着がえもせず死んだようになって丸竹の寝台に横たわり、一晩中蚊に食われているという状態ゆえ、脚気で斃れる者が絶えなかった。
織田作之助 わが町 青空文庫
やがて、どれだけ経ったろうか、ベンゲットの丸竹の寝台の上に寝ている夢で眼をさますと、そこはもとの橋の上で、泡盛でも飲み過ぎたのかと、揺り起されていた。
織田作之助 わが町 青空文庫
太い丸竹を竝べた床の上に、白い猫が一匹ねそべつてゐるだけである。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
島民家屋の丸竹を竝べた床の上に、薄いタコの葉の呉蓙を一枚敷いて寢てゐた時、私は、突然、何の連絡も無く、東京の歌舞伎座の、(それも舞臺ではなく)みやげもの屋(あられや飴や似顏繪やブロマイド等を賣る)の明るい華美な店先と、其の前を行き交ふ着飾つた人波とを思出したのだ。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
作例 · 標準
「庭の垣根を作るために、まずは山から丸竹を何本か切り出しておこう」
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節を残した丸竹を加工して、風情のある一輪挿しの花器を作った。
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流しそうめんの樋を作るには、立派な丸竹を綺麗に二つに割る必要がある。
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