漬け物
つけもの
名詞
標準
文例 · 用例
ずらりと並んだガラスの瓶に入っているのは、ドイツ風の漬け物でしょう。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
毎朝漬け物に召し上つたぢやありませんか。
— 鈴木三重吉 『胡瓜の種』 青空文庫
渠はこのカイベツと枝豆の漬け物とを味はつて、それらを渠の北海道生活に於ける最初の知己であるかの如く思つた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
胡瓜は漬け物のほかに、胡瓜|揉みという夏向きの旨い調理法がむかしから工夫されていて、かの冷奴と共に夏季の食膳の上には欠くべからざる民衆的の食い物となっている。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
白瓜は漬け物のほかに使い道はないようであるが、それだけでも十分にその役目を果たしているではないか。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そのほかに茄子や生姜のたぐいがあるとしても、夏の漬け物はやはり瓜である。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
漬け物もすこしは喰べますが、大抵六七八杯は請け合いのようで……それからいよいよ喰えぬとなりますと、煙草を二三服吸うて、一息入れてから又初めますので、アラカタ二三杯位は詰めこみます。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
おまんが漬け物|桶の板の上で、茄子の蔕を切って与えると、孫のお粂は早速それを両足の親指のところにはさんで、茄子の蔕を馬にして歩き戯れる。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫