良導
りょうどう
名詞
標準
文例 · 用例
そもそも柳が電氣の良導體なることを、最初に發見せるもの先祖の中にあり。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
衰余の国民が文明国の干渉によって勃興した例は少ないが、今は商業も著しく発達し、利益と人道とが手を取って行く世の中となって来たから、よろしく日本を良導して東洋諸衰残国の師たる位置に達せしめるがいいというような、比較的同情と親愛とをもって進んで来るものもある。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
こうして居るよりか、ひとつ夢でも見て詩の良導体になってやろう。
— A PARODY 『鳥料理』 青空文庫
かうして居るよりか、ひとつ夢でも見て詩の良導體になつてやらう。
— A Parody 『鳥料理』 青空文庫
水の中に全身をひたして居ると、接触が完全で、電気の流れようが充分だから、こんな上等の良導体は無い。
— 野村胡堂 『死の予告』 青空文庫
私が雷を恐れるのは、何か私の身体が特別に雷の感度に鋭敏な、電気の良導体みたいにでき上がっているからであろう。
— 橘外男 『雷嫌いの話』 青空文庫
昔、豪勇なる武士で、青蛙を見ると口がきけなくなるという蛙の良導体みてえな、豪傑があったではないか!
— 橘外男 『雷嫌いの話』 青空文庫
この目的に役立つために衣服は身体の生理機能の邪魔をせず冬には熱の不良導体であり夏には良導体である材料からなっていなければならない。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫